中学受験をするかしないか、これは多くの親御さんが悩む大きな問題です。経済的な負担や学習環境の違いを考えると、どちらが子どもにとって最適なのか迷うのは当然です。私立校の充実した設備や独自のカリキュラムに魅力を感じる一方で、公立校の地域に根ざした教育や友達とのつながりも捨てがたいものです。どちらを選ぶにしても、子どもの未来を見据えた慎重な判断が求められます
なぜ人気? 中学受験
私は首都圏出身ですが中学受験は未経験です。
東京出身の夫は中学受験を経験し、御三家出身に入学した猛者です笑
当時数校しかなかったSAPIXに通っていました。
私の子どものころ、それこそ東京の子は受験する子も多かったかもしれませんが、中学受験は超名門校を目指す人が多かったイメージです。
時代は流れ、私の甥姪も中学受験をして私立中学に進学しています。二人とも名門校ではありません。
超難関進学校を目指す子だけでなく、いろいろな魅力を感じ私立中学校を目指すご家庭があるということですよね。
中高一貫校の生徒は、有名大学への進学率が高い傾向にあります。
具体的な進学率は学校によって異なりますが、全体として中高一貫校の生徒は難関大学への進学に有利な環境にあると言えます。
中高一貫校の方が、高い教育水準と充実した学習環境であることも考えられます。
これらの学校では、優秀な教師陣が揃っており、個別指導や進路指導が充実しています。
また、自主学習を促す環境も重要です。例えば、聖光学院では「塾いらず」と言われるほど学校内での学習サポートが充実しており、生徒が自ら学ぶ姿勢を育てています。
やはり負担は大きい!?塾代・学費
学費や塾代は家計に大きな負担となる可能性があります。
試算ではありますが、塾なしで中学受験なしの場合と
有名進学塾に通い、中学受験した時の学費を計算しました
合計費用の比較
公立中学の学費:3年間で約162万円
私立中学の学費:3年間で約420万円
進学塾+私立中学:747万~795万円
※進学塾の費用:大手4大塾(日能研、四谷大塚、SAPIX、早稲田アカデミー)の年間費用は約109万~125万円。 (3年間で約327万~375万円)
このちがいは目をつぶれる大きさではないかと…
やはり経済的な負担は大きくなります
次に、子どもの将来性を見据えた教育環境の選択が重要です。また、公立と私立の学校にはそれぞれ異なる特徴があり、どちらが子どもにとって最適かを見極める必要があります。
お金だけではない、進学先の考え方
子どもに中学受験させるのも、させないのも
それぞれの家庭の教育方針かと思います
ただ経済的な話になると、親として、そこを理由にしたくない!という気持ちもわいてきます
首都圏では中学受験が『普通』でも、地方に行けばそんな子はめったに見ない
中高公立に通い、結局首都圏の有名大学に行くということもあります
私は高校までは公立校ですが、大学でも社会人になってからでも超名門校出身の子が多くいました
最終的な着地点は同じです
それをどう考えるか、一度冷静に判断する必要があると思います
中学受験のために寝る間も惜しんで勉強をした子
その勉強や努力は無駄にはなりません
また、中学受験のために勉強をする間、別のことに情熱を傾ける子がいなければ
スポーツ、芸術…そのほか文化的に優秀な才能に気づけないかもしれません
まぁ我が子は十中八九、普通の子ですから、余計悩んでしまうんですけどね…
メリットデメリットを考えてみる
中学受験をするかしないかで悩むのは、多くの親御さんが直面する大きな問題です。以下に、メリットとデメリットをまとめました。
- メリット
- 充実した教育環境: 私立中学校や中高一貫校では、独自のカリキュラムや最新の設備が整っており、子どもの興味や才能を伸ばす環境が整っています。
- 進学実績: 多くの中高一貫校は、有名大学への進学率が高く、将来の進路に有利です。
- 個別指導: 少人数制や個別指導が充実しており、きめ細やかな教育が受けられます。
- デメリット
地域とのつながり: 公立中学校に比べて、地域の友達と一緒に学ぶ機会が少なくなることがあります。
経済的負担: 私立中学校の学費は年間数十万円から百万円を超えることがあり、さらに受験対策の塾代も加わるため、経済的な負担が大きいです。
競争の激しさ: 受験勉強や学校生活での競争が激しく、子どもにとってストレスとなる場合があります。
まとめ
中学受験をするかしないかで悩むのは、多くの親御さんが直面する大きな問題です。私立中学校は充実した教育環境や高い進学実績が魅力ですが、経済的負担や競争の激しさもあります。一方、公立中学校は地域の友達と学べるメリットがあるものの、教育内容や設備に限りがある場合があります。どちらを選ぶにしても、子どもの未来を見据えた慎重な判断が求められます。家族でよく話し合い、子どもの意見も尊重しながら最適な選択をしてくださいね。